1 三日間の幸福
三秋縋さんの三日感の幸福を読みました。
自分の生命に価値を付けるのならば、誰しも一度は考えたような事を描いたSF小説です。
この作品は、某大型掲示板に投稿されたもので、
「寿命を買い取ってもらった。一年につき、一万円で。」という原題でした。
文庫化するにあたり、「三日間の幸福」とタイトルを変え、大幅に加筆修正されたようです。
(この作品はコミカライズ化もされていて、現在も連載中です。)
タイトルの通り、寿命を買い取ってもらった主人公のクスノキと、その監視員のミヤギのお話です。
主人公の人生は、世辞にも恵まれた人生とは言えず、寿命の査定額は1年につき1万円。
未来を悲観した主人公は、寿命の大半を売り、僅かな余生で幸せとは何かを見つめ直していきます。
「ひょっとしたら、いつかいいことがあるかもしれない。」
希望を捨てきれずに、無為な日々を過ごしてる人もいるのではないでしょうか。
「いなくなる人のこと、好きになっても、仕方ないんですけどね。」
愛した人との時間は、全てを手放してさえも良いと思える、かけがえのない尊いものです。
日陰を歩いた人間ならば、この作品に自己投影してしまう事も少なくないと思います。
自分の生命の価値とは
自分の生命に期限があるならば
人生は自分の行動により、絶えず変化していきます。
もし、自分がクスノキと同じ立場に置かれたとしたら、残された余生で何をするのか。
作品を通し、考えさせられました。
自分の人生の価値を、生命の価値を決めるのは他でもない自分自身です。
普段ライトノベルはあまり読まないのですが、この作品は読んでよかったと思います。
人生を見つめ直したい方にオススメです。
1/27
今日は病院の日でした。
と言うのも、家族が良い心療内科がある。と言うのをどこかで聞きつけたらしく、予約されてしまい、サボる訳にも行かず、止むを得ず足を運びました。
病院というのはいくつになっても苦手ではあるのですが、今日足を運んだ病院は特にダメで、息が詰まる空間に、逆に具合が悪くなってしまいそうでした。
長い長い待ち時間、iBooksで森見登美彦さんの夜は短し歩けよ乙女を試し読みしました。
彼の作品はアニメで知り、それから少し興味を持っていたのですが、今日読んでみて面白かったため、帰り道に買おうと決意をしました。
余談ですが、夜は短し歩けよ乙女は近日アニメ映画として公開される様です、楽しみです。
帰り道、前々から足を運びたいと思っていたヨウジヤマモトが仙台にある事を知り、足を運ぶ事にしました。
ヨウジで店員さんとお話していた時、男女二人組が僕に話しかけてきました。
話を聞いてみたところ、彼らは美容師さんらしく、サロンモデルを探していて、もしよければサロンモデルになっていただけないか?とのこと。
突然の事で戸惑いを隠せなかったのですが、お洒落な方に褒められる事に悪い気はせず、渡された名刺を手に思案しています。
ヨウジを後にし、愛飲している紅茶(Janatのアールグレイ)を購入するべくカルディへ。
その足で本屋さんに向かったのですが、いくら探しても夜は短し歩けよ乙女見つからず、ネットで買う事に決めました。
ネットで買うまでの間、暇つぶしに、と三秋縋さんの三日間の幸福を買いました。
彼の作品はネットの頃から好きで、もちろん三日間の幸福も好きな作品なのですが、文庫化するにあたって大幅に加筆されているらしく、興味があって買いました。
しばらくは三日間の幸福を読み進めようと思っています。
1/26 DIIV
最近良く聴いているDIIVというバンド。
元々気にはなっていたものの、音源を持っていなかったため、ずっと聴けないままでいました。
しかし、少し前にアルバムを手に入れた事をきっかけに、よく聴くようになりました。
そのDIIVのDousedという曲がとてもかっこ良く、勢い余って演奏動画にしてしまったため、動画を載せておこうと思います。
このバンドの記事は後々に書こうと思っているので、お楽しみに。
1 Gregory & the hawk
ブログを立ち上げてはみたものの、報告用の記事だけではどうしても味気なさが否めず、
最近僕が好んで聴いている音楽の紹介をしようという安易な考えの元、現在この記事を執筆しています。
余談はさておき、実質初の記事となる今回の記事。
僕が紹介するのはGregory & the hawkです。
日本ではあまり著名ではないのかな?という印象。
Gregory & the hawk は Meredith Godreauという女性シンガーソングライターのソロユニット。
アコースティックギターによるアルペジオの幻想的な音色と、彼女の持つ幼いウィスパーボイスは、聴く者の心を癒やしてくれる。
僕は紅茶を飲む時、本を読む時、こんな夜に、BGMの様に彼女の音楽を聴いています。
安らかな暮らしに静かに寄り添う彼女の音楽。
いかがでしょうか。